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宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと

本件名
11305 新しい本をベストセラーに!(その2)
NEW発行日
2011/10/19

 第806号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                    2011年10月19日現在 参加者人数5022人
 「10/19 昨日の宮ぷー」      
このメルマガを初めて読まれる方へ 
メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。
http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html


(今日の第一信の続きです。)
こんなに長いお願いをしました。メルマガを読んでくれているみなさんの力はすごい
のです。その日のうちに、たくさんの方が、ミクシィやツイッターなどに書いてくれ
て、署名を始めてくれました。そしてたくさんのメールもいただきました。「署名を
始めるよ」「だいじょうぶ、みんながついてる」…とてもとてもうれしく心強かった
です。けれど、ネットの中に「企業責任を追及しなくてはならない」という文字を見
つけて驚きました。企業責任の追及? 違うよ違うよ、私は、こんなに素晴らしい装
置を作ってくださった企業さんに心から感謝しています。今はすごく不況の時代で
す。会社の方も誰もが、生きていかなければなりません。だから、いろんな事情が
あって当たり前なのです。それでも、作り続けてほしいとお願いをしたいのです。感
謝の思いをお伝えして、そして、お願いをして、私も小さな力だけど頑張りますと言
いたかったのです。

私の書き方が足らなかったのだと思いました。
そこで、次の日にはさらに、下のようなことをメルマガに書きました。

たくさんの署名のお知らせをブログやミクシィに書いていただいて、本当にありがと
うございます。私が書いた文章なのに、自分で少し言葉が足りなかったなとすごく反
省をしています。みなさん、お願いします。次のことも、伝えていただけますか?

レッツ・チャット存続の署名のこと、ありがとうございます。とてもうれしくてすご
くすごく感謝しています。私、前のお願いで、少し言葉が足りなかったなあと思うこ
とがあります。それは、この署名は、レッツ・チャットのような素晴らしい装置を作
り、支えてくださってきた、パナソニックさんへの感謝の署名だし、それから、これ
からもお願いします。ずっと応援しています。という応援の署名だということ、もう
ひとつは、署名を通して、パナソニックさんのレッツ・チャットをこんなに多くの方
に知っていただけたよという報告だとも思うのです。私はこれからも、多くの方に
レッツ・チャットやそれだけでなく、多くのコミュニケーションエイドや伝達の方法
を、世界中の人に知っていただけるように活動していきます。だからどうぞレッツ・
チャットを作り続けてください。お願いしますということもしっかりと伝えたいで
す。

みなさん、もし、もし、できるなら、社長さんありがとう。頑張って!応援してる
よ!のお手紙や、色とりどりの可愛い絵のお手紙などを添えてくださったら、すごく
うれしいです。そうしたら、きっと私たちの思いが伝わります。そして、ぜひ、その
ことを署名を広めていただくときや署名をしていただく際にお伝え願えたらと思いま
す。本当に叫びたいくらいに思います。パナソニックの社長さんありがとうございま
す。それほど売れる家電ではないレッツ・チャットを支え続けてくださっていること
すごいことです。レッツ・チャットのおかげで、宮ぷーの今があります。本当に感謝
しています、命の恩人なのです。レッツ・チャットをこれから広めることが恩返しの
ひとつになるのじゃないかとも思っていますって、叫びたいくらい思うのです。みな
さん、このことをどうぞ書いてください。よろしくお願いします。

本当にいつもいつもあとで言葉足らずだったなあとか思うのです。ごめんなさい。


二日後あたりから、署名が私の家に届き出しました。最初「どのくらいの署名が必要
ですか?」とメールで尋ねられて、私は何もわからなくて、でも、自分ではすごく大
きな数だとわかっていたけれど、「一万名の方に署名していただけたらなあと思いま
す」と言いました。続々と署名が家に届けられ、メールや他の方のホームページなど
で、レッツ・チャットの署名活動が、波のように広がっていきました。そして、その
ことで、うれしいことが起きてきました。署名を集めてくださったみなさんは、まず
レッツ・チャットって何かということを知らせなくちゃならないと考えてくれまし
た。

(中略)署名が始まって、本当に多くの方が、ご自分の時間を割いて、署名を集めて
くれました。そこには、いくつものドラマがありました。
 Sassaさんからのメールです。
・・・・・・・
かっこちゃん、いつもありがとうございます。私も小さな力ですが、今こそ恩返しと
思って頑張ってますよ。昨日は私、かっこちゃんや宮ぷーのおかげで、すごくよいこ
とができました。職場へ用紙を持って行って、署名活動をしながら、宮ぷーやかっこ
ちゃんについての話をしていました。そこへ上司が登場。

何かにつけて、粗探しをして、私たちをいじめる嫌な上司です。しまった、みつかっ
ちゃった、何か言われる・・・覚悟を決めよう。昼休みのことまで文句言われる筋合
いじゃないし・・・堂々とやるだけ。上司が「何してる」と案の上言いました。「重
度の障害の人のコミュニケーションツールがなくなってしまうので、存続の署名集め
てます」みんなシーン。中には逃げ出す人まで。ところが、その上司、話にくいつい
てきました。思わず宮ぷーの決意のフライヤー(ちらしのことをフライヤーっていう
のですね。知らなかった。かつこ注)を手渡しました。上司さらにくいつき「もっと
くわしい資料持ってないの?」とのこと。それから上司が話してくれました。信じら
れんかったよ。あの意地悪上司にこんなナイーブで優しい内面があったなんて。

息子さんが交通事故で宮ぷーのような状態になり、今も話せないらしいのです。思わ
ずかっこちゃんに連絡してみて。必ず息子さんと気持ちが伝え合えるようになります
なんて言って上司の手をにぎっちゃいました。「きみ、素晴らしいね。署名、僕も協
力させてもらうよ」かっこちゃんすごいでしょ。かっこちゃんに感謝。署名に感謝。
レッツ・チャットに感謝。「周りにいたみんなは奇跡の出来事として長く歴史に残る
よ」なんて言ってくれて、今日は思わず一緒に飲みに行きました。これから上司は私
たちの味方です。えへへ、報告終わりです。
・・・・・・・

レッツ・チャットの署名活動は、まだ、レッツ・チャットなどのコミュニケーション
エイドを知らなかった方にも、その存在を知らせてくれる結果になっていったので
す。
スペインのモリコーニ直美さんが、友達のかおりさんに、署名をお願いしてくださっ
たときに、かおりさんからモリコーニ直美さんに届いたメールです。
・・・・・・・
「あああああああああああああああああああ・・・・・・・・どうしてどうしてどう
して、祖母が亡くなった後にこれを目にしてしまったのでしょう、涙が出そうです。
私は探すことが得意だったはずなのに、これが欲しい欲しいって頭で思って居たのに
(何十年もです) 何故見つけれなかったのでしょう。本当に悔しい。。。

実は祖母の体調が悪くなったとき(脳梗塞でした)ずーっと昔に見たドキュメンタ
リーが常に頭にありました。そのドキュメンタリーは体や口が動かせない人の目の前
にスクリーンがあってその方の目のフォーカス先にある文字が反応し、文章化できる
という優れた技術のある機械のドキュメンタリーでした。私はずっとそれを祖母にあ
げたくて、見つけ出せれなくて結局、子どもが白いボードに書いて遊べる物を買って
みたり、色々していたのですが結局それは、弟の子どものおもちゃになり・・・この
商品を知っていればもっともっと私と祖母の意思疎通が出来たはず。本当にそう思い
ます。この署名運動に人より前に出るつもりで参加させていただきます。喜んで他の
方にも転送します。祖母が体調を悪くした10年前に気づいていれば・・・良かったの
にとも思いますが、イタリア語で言うと、meglio tardi che mai ですね。ありがと
うございました」
・・・・・・・

私は、かおりさんのメールを読んで、とても不思議な力が、私たちを応援してくれて
いる気がしました。そのときは、おばあさまは思いを伝えられなかったかもしれない
けれど、一生懸命方法を探し続けていたかおりさん。宮ぷーが倒れてから、気持ちを
伝えあう方法をずっと探していた自分と重なって、涙が出ました。そして、モリコー
ニさんが、つないでくださったかおりさんのおばあさまも、きっと、誰もが思いを伝
えあえるようになったらいいと、きっと応援してくれてる。いっぱいのいろんな方が
応援してくれているから、だいじょうぶだいじょうぶ・・・そんなふうに思えたので
す。

レッツ・チャット存続の署名が家に帰るといっぱい届いていました。お一人お一人に
お願いしながら集めてくださったことが、封筒をあけるたびに感じられて、鳥肌が
たったり、涙が出たりしながら、作業をすすめています。
 私も、愛犬のいちじくと凜と散歩しながら、署名をお願いしたり、心当たりのとこ
ろに、出かけたりしました。「署名で、うまくいった話は聞いたことがないなあ」
「無駄じゃないか?」と言いながらも、署名をしてくださる方もおられました。それ
から、「住所や名前は知らせたくないなあ」と断られることもありました。シュンと
しそうになるけど、でも、みなさんが、同じようにして署名を集めてくれていること
を思うと、やっぱり胸がいっぱいになるのです。

 そのころ、宮ぷーが僕にできることはない?なにをすればいいの?と言いました。
どうぞ、宮ぷーだからこそ、伝えられる言葉を伝えてと言うと、たくさん言葉を書い
てくれました。
「レッツ・チャットが使えるようになってできるようになったことは?」と私が聞く
と「ありがとうのことばがつたえらられるようになった」と言いました。優しい宮
ぷーらしい言葉です。自分のつらいところ、痛い場所を伝えられるようになったとか
そういうことかなあと思ったのに、涙が出ます。「レッツ・チャットがなかった
ら?」と聞くと「レッツ・チャットがあるからいまのぼくがある」「レッツ・チャッ
トがなかったらぼくのじんせいおわ
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