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宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと

本件名
15117 宮ぷーも使っているハーティラダー
NEW発行日
2015/04/26

 第2090号 宮ぷー こころの架橋ぷろじぇくと  
                   2015年4月26日現在 参加者人数6383人
 「4/26昨日の宮ぷー」      
このメルマガを初めて読まれる方へ 
メルマガの生い立ちをこちらのページに書いていますので、ご参照ください。
http://ohanashi-daisuki.com/info/story.html


去年の秋、宮ぷーとチーム宮ぷーのみんなと仙台のしげちゃんととよちゃんとで、穂
高養生園へ出かけました。バリアはいっぱいのところだったけれど、どうしても出か
けたくて、そして、バリア一杯の所だからこそ、この仲間とならどこへでも行けると
自信をもらいました。そして、ゆったりとした空間と空気、自然の中でのおいしいお
食事に、心がすごく喜ぶ旅でした。
お友だちのしほこちゃんが心を込めたお料理を出して下さいました。
しほこちゃんのブログおいしい毎日からhttp://yaplog.jp/oishiimainiti/

<引用ここから>・・・・・・
今年、2回目の春
養生園にもやっと春がきました。

一昨日くらいから、生温い空気が感じられ、やっともう冬のような寒さから解放され
たような気がしていました。
今日は、久しぶりの気持ちの良いお天気。
近くの有明山神社の桜は満開を迎えていました。
桜を見ると心が穏やかに、そして嬉しくなります。毎年、毎年、必ず咲いてくれる桜。
淡く、優しいピンク色は、私を優しい気持ちにさせてくれます。
自分一人で見るのは勿体無くて、大好きな人たちにも見てもらいたいなぁという気持
ちになります。
桜をみたら、きっと元気がない人も少しだけ元気になるんじゃないかなぁと思えます。
私もたくさん元気をもらいました。

駆け抜けるように過ぎ去っていく日々の中で、心を落ち着けて、自然に触れる時間は
わたしにとってすごく大切だなぁと感じます。
<引用ここまで>・・・・・・
しほこちゃんありがとう。私にとっても自然の中で過ごすことはとても大切です。私
の家は山にあります。私は机を買うときに、少しこだわりがありました。いわさきち
ひろさんのすごした家で机を見たときに、ああ自然にむいた窓があって、大きな机
で、物語を書きたいなあと思いました。それでずいぶん大きな机を買いました。もう
20年近く前のことです。そして、今、窓からは白山の下の方にある山が見えます。そ
の山には熊や狸やイノシシやふくろうもいます。そしてたぶんですが、アオバズクと
いう耳があるホーホーと鳴く鳥もいます。そんな中で自然を感じながら過ごすことは
とても楽しいのです。

ときどき山に行きます。うーんと前に自分のお家の山の小さな山桜を掘ってきて、家
の前に植えました。そして、今年はその桜が花をつけました。山桜は少し遅く咲くの
です。葉っぱと一緒に咲くひそやかな桜もいいものですね。

その方が同じ時に一緒にいてくださることを思うだけで元気になれる方がいます。吉
村隆樹さんです。
吉村隆樹さんはフリーソフトでハーティラダーやマイボイスのソフトを作って提供さ
れています。ハーティラダーとはパソコンに無料でダウンロードして使えるもので、
宮ぷーもそれを使って、メールをしています。宮ぷーの毎日にとって、なくてはなら
ないものです。http://takaki.la.coocan.jp/hearty/
意思伝達装置とはどんなものかを知りたいかたもぜひ見ていただけたらなあと思いま
す。隆樹さんはご自身も障がいをおもちで、だからこそ、想いを伝えられないつらさ
も悔しさもよくご存じで、そして、このソフトを開発されたのです。

隆樹さんのブログからです。
<引用ここから>・・・・・・
十二単

HeartyLadderで1年以上、解決できずにいた問題がようやく解決した。
その問題とは、windowsですべての項目の大きさを中か大にするとWindows操
作やweb閲覧でのダイレクトマウス、いわゆる画面にメッシュをかけてそこから選
ぶという機能がうまく行かないというもの。
これまでは、小さい文字で我慢してもらっていたが、サーフェイスなどで解像度が高
くなる中、もうそんのことは言っていられない。ほしかった情報は画面の解像度。コ
ントロールパネルで開けばすぐわかることだが、プログラムで取得する方法がわから
なかった。検索しても出てくるのは普通の状態のものばかりだし・・・。頼みのマイ
クロソフトの人に尋ねても組織が変わったから、きけないということで、なかばあき
ためていた。

それが、夕べ、夢で、ひらめいた。正当な方法でなく、凄くトリッキーな方法だが、
今日やってみると、バッチリ、ほしい情報が得られた。諦めずに、もがいていればな
んとかなるものだ。笑。 すっとした!
やりたいことを実現するために、あの手この手を考えるのは、ゲームみたい、いや
ゲーム以上に面白いかも?
さて、次はHeartyAiにも装備させなくては・・・

もし、正当な方法をご存じの方、教えて下さい。スケーリングした状態での元の解像
度です。

写真は十二単。
<引用ここまで>・・・・・・

隆樹さんが白雪姫プロジェクトに書いてくださった文章です。
<引用ここから>・・・・・・
『白雪姫プロジェクト』。初めてこのプロジェクト名の由来を知ったとき、「なんと、
すてきな名前なんだ!」と思いました。
そして、自分自身のことを振り返ってみると、私にはたくさんの『王子様』がいてく
れたと言うことに気がつきました。そのたくさんの『王子様達』のおかげで、こう
やって仕事もできて、家族と楽しく毎日の生活を送れています。

私は今、仲間と一緒にハーティーラダーというソフトの開発と、そのサポートをやっ
ています。ハーティーラダーは、コミュニケーションのためのツールです。
私も言語障害があり、人と話をするのが難しいことが多々あります。でもその分、自
分の言うこと、気持ちが伝わると言うことは、本当に嬉しいです。そしてハーティー
ラダーを使って下さる方にも、そんな楽しいコミュニケーションをしてもらえたらと
思いながら、日々、開発をやっています。
このプロジェクトが広まって、一人でも多くの『お姫様』が目を覚まされることを心
からお祈りいたします。
<引用ここまで>・・・・・・

そしておはなしだいすきの中でもこんなふうに書いて下さっています。
<引用ここから>・・・・・・
 私たち長崎のボランティアグループ『パソボラ こころのかけはし』が、
HeartyLadderというソフトを作って、2010年で10年になりました。このソフトは
キーボードやマウスが使えない人達が、パソコンで文章を入れたりできるようなもの
を作ってほしいという依頼があり、約1年かけて、グループのメンバー全員で作った
意思伝達のためのソフトです。当初はひらがなだけが入力できるようにと考えていた
のですが、作っているうちに、漢字も入れられるようにしたり、メールもできるよう
にしたりと当初の計画以上の機能を持たせるようになりました。そして、このソフト
を公開してからは利用者さんからの要望も多数あり、それらを取り入れてきて、イン
ターネットができたり、Windowsの操作ができたりという現在のようなソフトになり
ました。

 このHeartyLadderはだれもが無料で自由に使っていただけるようフリーウェアとし
て公開しています。ですから、どれだけの人に利用していただいているのかというこ
とは全然、わかりません。でもときどき届く、お礼や感想のメールが、とても嬉しく
て、それらがHeartyLadderを作る上での大きな励みになっています。
 ところで、このHeartyLadderは、今まで私にとっては人のために作っているソフト
でした。私自身、脳性麻痺の障害があり、手も足も口も不自由です。パソコンのキー
ボードもちゃんとは入力できませんが、リハビリのおかげで、床に座ってスティック
を両手で握ってキーボードを使えるようになりました。なので不自由さはあるものの
HeartyLadderを使うほどではありません。

 そんな私が今年、県のある委員会の委員に選出されてしまいました。私に気の利い
た発言ができるだろうかと、だいぶ悩んだのですが、仕方なく、了承し、第1回の委
員会に出席しました。そこで一人一人、順番に意見が求められました。その時は言語
障害のある自分の声で意見を述べました。私は普段は障害がある自分の声で会話をし
ています。家族はもちろんのこと、友人や会社の同僚とも……。初対面の方には
ちょっと聞き取ってもらえない場合も多いのですが、だいたいはそれで会話ができて
います。会社の人とは電話でも話せるほどなので、その委員会のときも同じような感
じで臨みました。
 そして私の番が回ってきて発言……。ところが、一対一で話すときと大勢の人を相
手に話をするときとは、全然違っていて、私の言ったことがほとんどわかってもらえ
ませんでした。その後、通訳をして言い直してもらったのですが細かいニュアンスな
どがうまく伝わっておらず、残念な気持ちで帰ってきました。

 2回目以降の委員会では、最初のときのようなことにならないよう、パソコンの音
声を使って発言するようにしました。発言する意見は事前に入力して準備しておきま
した。でも周囲の人の意見によっては、私の事前に準備してある意見も修正する必要
があると思いました。でもパソコンの操作をするには床に座らなくてはならず、委員
会のような場でちょっとそういうことはできそうにありません。そこで考えたのが
HeartyLadderを利用するということです。9ボタンスイッチというものを利用するこ
とで、日本語入力ならローマ字のような感じで素早く入力ができますし、ボタンの間
隔を空けたものなら、車いすに座った姿勢で私でも操作できます。それで以前から
HeartyLadderがきっかけで懇意にしていただいている北九州の特別支援学校の先生に
その先生自身が作られた9ボタンスイッチをお借りして、第2回の委員会に臨みまし
た。

そこでは私の予想どおり、原稿を修正する必要が発生しました。でも、すごく緊張は
伴いましたが、その9ボタンスイッチのおかげで、私の思い通りの内容に修正がで
き、その文章を合成音声にのせて
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